子育てと看護師を両立させるためには、働き方や働く環境だけでなく意識そのものを変えていく必要があります。そんな今こそ、日本とはまるで異なる海外の子育て事情に目を向けてみましょう。日本とは別の価値観を持つ国の子育て事情を知ると、子育てに対する自分自身の価値観を見直す、いいきっかけになります。そこで、「世界一子どもが幸せな国」とも言われているオランダの子育て事情について紹介します。
平日の公園で子どもと一緒にいる親といえば、日本の場合は母親のイメージが強いですよね。ところが、オランダの場合は父親が一緒のことも多いんです。なぜ平日でも子どもと遊べる父親が多いかというと、オランダの共働き夫婦の子育てへの常識に大きな違いがあるからなんです。
オランダでは、子育て中だけ夫婦共に週3や週4勤務のパートタイマーになるのが普通です。日本ではちょっと考えにくい状況ですが、働き方を変えてでも子どもと過ごす時間を作るのがオランダ流の子育てなんです。例えば、火曜日は父親、水曜日は母親が休みを取って、それぞれの休日は子どもとの時間を楽しみます。「父親が母親の手伝いをする」というような子育てではなくて、両親が平等に親としての役割を果たすイメージです。オランダで働いている女性のうち、パートタイム勤務を選んでいる人は全体の75%程度いるという調査結果もあります。ここで驚きなのが、日本でパートタイムというと非正規社員ですが、オランダでは正社員ということです。パートタイム勤務でも正社員なので、待遇はフルタイム勤務の正社員とまったく同じです。働く時間が減ればそれだけ給料も減りますが、雇用はしっかりと守られます。では、なぜオランダではそれが可能なのでしょうか。
オランダでは「仕事より家族」の価値観が長い間大切に守られてきました。仕事は生きていくために必要で、子育てのあり方にも大きな影響を与える大切なものですよね。それは確かにそうだとしても、「まずは家族が優先されるべき」というのがオランダ人の考え方なんです。日本では「家庭より仕事」の価値観が大切にされてきた経緯があるので、真逆の価値観に少し驚くかもしれません。オランダ人が仕事をするのは家族の生活を守るためであって、家族と自分を犠牲にして会社を守ることではないんです。会社に対して冷たいようにも思えますが、家族のために一生懸命に仕事をすれば結局会社は守られますよね。そう考えてみると、「仕事より家族」って実はみんなが幸せになれる合理的な価値観なんです。オランダのような価値観は、日本の労働環境を改善するための重要なヒントになりそうですね。
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子育てと仕事の両立で毎日ヘトヘトになっているなら、働きやすい職場へ転職することも考えてみましょう。例えば夜勤を避けたいなら、日勤のみの病院やワークライフバランスを重視している病院がいいですね。土日祝日の出勤を抑えたいならクリニックや訪問看護ステーション、看護師が常駐している保育園などもおすすめですよ!