子育てと仕事を両立させながら働く看護師には、看護師だからこその悩みがたくさんあるんです。子どもが急に熱を出して保育園から呼び出しがかかるのは、働く親共通の悩みですよね。元気に遊んでいてもケガをするかもしれません。どんなに重要な仕事でも、子どもが体調不良になったら、すぐに駆けつけなければなりません。そうなると、その日の業務を誰かに代わってもらう必要があります。途中で仕事を抜けたり帰ったりすれば職場に迷惑がかかることは確かなので、例え職場の理解があったとしても少し後ろめたい気持ちになってしまいます。
夜勤や休日出勤がある看護師の場合、そもそも子どもを保育園に預けられないという問題にぶつかることもあります。夜間や休日も預けられる保育園が自宅や職場の近くになければ、通園だけでかなりの時間がかかってしまいます。定員がいっぱいという理由で、2人の子どもを別の保育園に預けている人もいるんですよ。
産後の体調を立て直す前に職場復帰した看護師は、体力気力に余裕がないままハードな日々へと逆戻りです。働くことに対する後ろめたい気持ちも、看護師の悩みをさらに膨らませています。子どもがまだ幼いうちから看護師として昼も夜もなく働いていれば、子どもとの時間はどうしても少なくなってしまいますよね。保育園だけではカバーしきれず、おじいちゃんやおばあちゃんにも協力してもらわなければならないかもしれません。働く親にとって悩ましい問題ばかりですが、そこに過度な罪悪感を抱いてしまう人もいます。
睡眠時間を十分に確保できないという悩みは、子育て中の看護師が抱える悩みの代表的なもののひとつです。起きている間は子育てか仕事かで、趣味の時間はおろか自分の時間なんてほとんどありません。子どもが小さいと夜寝たり寝なかったりするので、一晩ゆっくり寝るのなんて夢のまた夢です。
残業や夜勤がある看護師なら、睡眠不足の悩みはさらに深くなるばかりです。夜勤がある看護師は、子どもを置いて夜中に家を空けることに罪悪感を抱いてしまうこともあるようです。交代できる人が少ない職場なら、よっぽどの事情がない限り仕事は休めません。気持ちに余裕がなくてつい子どもにイライラをぶつけてしまい、そんな自分にがっかりしてさらに気分は落ち込みます。
さらに追い打ちをかけるように、子育てと仕事の両立について心ない言葉をかけてくる人も残念ながらいたりします。こうして考えてみると、なんだかツライ現実ばかりですよね。子育てと看護師の仕事をサクサク両立しているように見える人も、実は人知れず悩んでいるかもしれないということなのです。
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子育てと仕事の両立で毎日ヘトヘトになっているなら、働きやすい職場へ転職することも考えてみましょう。例えば夜勤を避けたいなら、日勤のみの病院やワークライフバランスを重視している病院がいいですね。土日祝日の出勤を抑えたいならクリニックや訪問看護ステーション、看護師が常駐している保育園などもおすすめですよ!